マッチ箱のこと。
これ、何だかわかりますか?
40年前の当店のマッチ箱です。
表と裏を合わせると一枚の絵になる演出はちょっと笑ってしまいました。
改めて考えてみると、
昔は何をするにも喫茶店が活躍していたのだろうと思います。
マッチを擦って煙草を吸うのも、
待ち合わせをするのも、
公衆電話から電話をするのも、
音楽を聴くのも、
もちろん珈琲を飲むのも。
喫茶店が担っていた部分は大きかったのでしょう。
そういった意味で、
今と昔で喫茶店の用途は異なります。
今、人はどんな時も一瞬でコミュニケーションを図ることができ、
物事に対するアプローチの仕方も変わりました。
欲求を満たすレスポンスはどんどん短くなってきています。
けれど、
変わらないこともあります。
それは、人と会う時間を捻出することや、対面した会話から生まれる沈黙が、相手の気持ちを想像できる心の豊かさへ繋がるということです。
だから喫茶店の中は独特の時間の流れ方をするのかもしれません。
とかなんとか考えだすと、ややこしくて落ち着いて珈琲を飲んでいられなくなりますね。 笑
シンプルに美味しい珈琲と、暖かい場所があるってなんだかいいですよね。
マッチ箱1つで想いを馳せてしまいました。
明日もご来店をお待ちしています。
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