珈琲豆の販売のこと追記
珈琲豆販売のことで追記です。
お店の珈琲は、全てスペシャリティコーヒーの豆を使用しています。
現在メニューにあるのはシングルオリジンではなく、ブレンドといった形でご提供しておりますが、月替わりでシングルオリジンの珈琲をご紹介する月もあります。
よくお客さまから、あまり苦くない珈琲を探しています、というご要望をお受けする事があるのですが、珈琲豆のポテンシャルに元々「苦味」というテーストはありません。
「苦味」とは、ローストの段階で出てきます。
昨今の珈琲ブームもあり、時に珈琲がまるでファッションの一部になったような、お洒落なページを目にする事も多くなりました。
色々な情報が掲載されているので、どれをピックするのかは自分次第ということになります。
個人的になのですが、ひとつ言える事があります。
それは、豆の気持ちを考える焙煎士は素材(豆)のポテンシャルを引き出そうとするのではなく、むしろ素材のポテンシャルを壊さない、という事です。
それはローストが既に素材を壊す加工だということを知っているからです。
お店でいえば、マスターブレンドは炭化ギリギリのところまでローストしてある豆を使用しております。苦いか苦くないかで言えば絶対に「苦い」のです。
けれど、これがキリッとして美味しい苦味なのです。
よろしければお試しくださいませ。
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